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講評・その他もろもろ

体力がぎりぎりの人へのアドバイス / 富士宮口とプリンスルート、どちらが 楽か / 装備 
バカにならない水代 / 富士宮口八合目と御殿場口七合五勺を結ぶトラ バースルート (ショートカットルート)
おひとり登山 / シャトルバス / 万 年雪山荘


2014年登頂記(前のページ) 

2012年のコンテンツ
2012年の登頂記 装備、万年雪山荘について


私も妻も普段から大した運動もしていないし、登山もズブの素人。そんな二人が2年ぶりに登頂しました。

前回の反省点や経験を活かし、より楽しく行ってきました。そんな話や雑談を少々していきます。



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体力がぎりぎりの人のためのアドバイス

日程
他のことを試していないのですが、私達は1泊2日、山頂での御来光無しで、できるだけ高いところに泊まるのがベストだと思います。
朝自宅を出て、体力を残してたどり着けるのが九合目です。それより下の 例えば八合目に泊まると、寝不足と高山病の体で1時間余計に登山しなくてはならず、下山に響きます。
実際、七合目の山小屋は家族連れの利用が多いそうです。初日七合目泊、翌日は軽装備で山頂まで往復して同じ山小屋に戻る、3日目はゆっくり下山、というよ うな利用法です。深夜のドライブをしなくてもいいため、遠方から来る方にもいいと思います。
この方法も考えてみたのですが、山小屋で2泊だと却って疲れてしまうのと、下山してしまえば何とか帰り着くことができる所に住んでいるため、実践しません でした。富士山に3日間居ると経費もかかります。その間1本(500ml)500円の水を飲み続けなくてはならないのです。


登り方
前回は一生懸命登りすぎて、山頂の浅間神社に着いた時、しばらく動けませんでしたので、今回はかなり意識しました。
「息が激しく切れたら小休止か超スローペース」「会話ができるペース」
岩場を登るときはある程度のリズムを付けて足をかけていきますが、息が切れたら小休止。普通のなだらかな上り坂は靴半分ずつ足を前に出してゆっくり進む。 それだけで登りはある程度余裕がありました。それでいて、登攀時間は前回とそう変わらないのです。
なお、「小休止」の時は極力ザックを降ろさず、立ったままにしました。座り込むと、立ったりザックを背負い直すのが大変だからです。


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富士宮口登山道とプリンスルート、どちらが楽か。
前回は富士宮口をそのまま往復、今回は富士宮口から登り、プリンスルートから下山しました。
結論からいうと、登りが富士宮口で、下りがプリンスルートをオススメします。

登りの富士宮口
見上げるような岩場は少なくありませんが、足を取られることがなく、岩に順番に足を掛けていけば登れます。息が乱れたら小休止 するか、砂礫の上り坂をゆっ くり歩いて呼吸を整えればいいのです。
普通に登っていくと1時間おきに山小屋があるので、苦しい登山の励みになるし、水やトイレも安心です。また、標識も豊富で「あと◯m」という看板も多数 立っています。

下りの富士宮口
バランス感覚に優れ、岩場をぴょんぴょんと降りていける人はいいのですが、普段運動していない人だと岩場を降りるのが大変。一 つ一つ慎重に足をかけて行か なくてはなりません。
特に、九合目から元祖七合目の間が大変でした。


登りのプリンスルート
下りながら観察しただけですが、とにかく石が浮いているザクザグ道ばかり。砂利の坂道を登るようなもので、足を取られて思うよ うに登れません。特に、宝永 火口から宝永山頂に向かう登りがひどいです。
また、山小屋も少なく、富士宮口新六合目から御殿場口七合目まで、ガイドブック情報で3時間(私達だと4〜5時間になると思います)、全く山小屋がありま せん。
八合目(七合九勺)から山頂まで、ガイドブックで1時間半の間も同様です。
担ぎ上げる水の量を間違えると、喉がカラカラということになります。さらに、景色が単調で標識も少ないため、ナビでも見ていかないとなかなか達成感が味わ えないと思います。


下りのプリンスルート
御殿場口登山道は岩場が全くと言っていいほどなく、ザグザグ道がつづら折りで緩斜面を描いています。スピードの出しすぎとバラ ンスに気を付ければ気持ちよ く降りられます。
登りは少ないと感じた山小屋も、下りなら充分です。
七合目の砂走館またはわらじ館で水の残量をチェックし、不安なら買うのを忘れないように!!
走り六合(プリンスルートと大砂走りの分岐点)で私達はプリンスルートを選択しましたが、つま先が痛くなく、時間に余裕があれば大砂走りにも行ってみた かったのですが……。登山靴を買い換えたら、チャレンジしてみたいとも思います。


余談ですが、トイレの料金は富士宮口の六合目〜九合五勺は200円、山頂と御殿場口の山小屋は300円でした。

九合目の山小屋で高山病が治らなかった場合、登頂を断念して下山するプランも作ってありましたが、そのプランは
九合目萬年雪山荘→富士宮口八合目池田館→(立入禁止の標識を跨ぎ)トラバースルートで御殿場口七合目 →御殿場口走り六合→大砂走り→御殿場口五合目……バスまたはタクシーで水ヶ塚公園
でした。



富士宮口と御殿場口の比較
富士宮口八合目直下。見上げるような岩場
富士宮口九合目〜山頂の一例。このようななだらかなところで呼吸を整えると良い
富士宮口九合目〜山頂の岩場の一例
御殿場口八合目〜山頂の一例 このように路面がきれいな区間も少なくない 宝永山に入ると、梅干大の石がゴロゴロ






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装 備
(2012年の所も参考にして下さい)

ステッキ2本
一昨年使用した傷だらけのステッキをそのまま持参しました。
一部の案内には植生保護と落石防止のために「ステッキの使用は控えましょう。使用するときはゴムキャップを付けましょう」と書いてありますが、他の山と混 同してはいけません。富士宮口やプリンスルートのルート上には保護すべき植生なんてないし、ゴムキャップなんて付けても、岩場でむしり取られます。ゴム キャップが必要だとすれば、須走口の登り区間の樹林帯ぐらい??

登山用ザックと身に付けるもの
腰で重量を支える荷物を詰め込んで手で持つと重いけど、背負うとそんなに気になりません。
身に付けるものは色々とこだわりました。
ケータイとコンパクトデジカメは背負い紐の部分にカラビナでケースを固定してすぐ出せる位置にして、首からぶら下げるのをやめました。
水を入れたペットボトルは腰の真横にぶら下げました。カラビナでザックの腰紐に取り付け た後、安全ピンで横の位置に固定したのです。
小休止でザックを降ろさなくても済むように、です。腰の前にぶら下げると、それはそれで鬱陶しいし。
(ザック自体はかなり重いので、上げ下ろしで体力を消耗したくなかったのと、モチベーション維持のためよほどの大休止でないと降ろさないほうが疲れないと 聞いていたため)

帽子は全周つば付きのものを用意して、首に巻くタオルも細いものにし、首からケータイをぶら下げるのをやめることとあわせて首への負担をなくしました。

日焼け止めも必 須です。前回、顔や耳をたっぷり焼いてしまって、一晩中火照っていましたので。ところが、何を考えたのか、今回は顔にこそたっぷり縫ったものの、腕は黒く 焼こうとわざと塗りませんでした。半袖のまま六合目→九合目、山頂→下山全部を過ごしたところ……見事に水ぶくれができて、一皮むけてしまいました。太陽 に近くて空気が薄い分、紫外線も強いというわけです。
サングラスは九 合目→山頂、山頂→御殿場口七合目の間使用しました。



         

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ばかにならない水代
今回、水2本と爽健美茶1本、合わせて3本持って上がりましたが、登りの八合目で使ってしまい、あとは購入ループ。
以後、下山の六合目まで合わせて9本購入、12本飲んだことになります。
(1本は280mlなので、飲み物代として4,300円)
それでも喉はヒリヒリと渇き、後遺症は翌々日まで続きました。湿度がものすごく低く、手持ちの温湿度計で計測不能と出ていたのです。

今回の登山では元祖七合目山口山荘、八合目池田館、九合目万年雪山荘、頂上富士館、御殿場口赤岩八合館で水を購入した後の空いたペットボトルの引取をお願 いしたところ、池田館だけ詰替えた上で元の商品のペットボトルなら引き取ると言われ、他の山小屋は購入本数に応じて空いたペットボトルを引き取ってくれま した。

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富士宮口八合目と御殿場口七合七勺を結ぶトラバースルート (ショートカットルート)

登山記の方で触れましたが、富士宮口八合目と御殿場口七合七勺の間には、両登山道を結ぶ横道があります。ただ、御殿場口の方で はこの道を紹介しているのに比べ、富士宮口の組合では一切紹介していません。
(御殿場口のわらじ館のWEBページでも紹介されています http://warazikan.main.jp/photo/ochuudou.html)

御殿場口側から入る場合、分岐は登山道の途中にあり、看板などはありませんが、ナビで位置を確かめながら進むと場所は容易にわかります。
富士宮口から入ろうとするとどうなるか。立派なバリケードで塞いであるのです。
2011年以前は交通標識のような看板、2012年は「通行止めkeep out」そして、今年は「私有地につき通行禁止」 私有地?? 確かに、富士宮浅間神社の境内ではありますが、池田館の私有地では無いでしょう。
実際、通っている人はいました。画像を見るとわかりますが、この登山客は富士宮口から御殿場口へ向かっています。


富士宮口から御殿場口へ登山客の流出を恐れる富士宮口組合が関係しているかもしれませんが、そんなに流 出が怖いのなら、組合全体でお盆の1週間を除き、 「寝床は1人90cm幅を保証/予約時に受け入れ可能なら個室保証、ただし追加料金」とサービスを改めれば良いのです。
別に山小屋で豪華な食事をしたいわけではないし、値段の高いのも仕方のない事ですが、睡眠は生命に関わることです。
私が富士登山に行くとき、山小屋の環境が劣悪(狭い、雑魚寝)から行きたくない、弾丸登山や日帰り登山にする、という声を聞きました。わざわざ登りにくい 御殿場口に回るのは山小屋の条件がいいから。
世界遺産効果は登山道には及ばず、逆にマイカー規制で山小屋の利用客は減っていると聞きますが、潜在的に利用したい人はまだまだいるのです。
(お盆期間は雑魚寝でもやむを得ないと思います。トイレの問題まで考えると、お盆から別のタイミングにシフトしてくれたほうが山のためになると思います)
下山はともかく、登山は富士宮口の方がし易いと思うので、頑張ってほしいと思います。


八合目池田館
トイレと倉庫??の建物の間にバリケード。
拡大してみると「私有地の為 立入禁止。NO ENTRY」と明記。
個人的には「この先は富士宮組合で管理していないため、通行困難。事 故の責任は負えません」ぐらいにしておいたら?? と思うのだが。

左上が池田館。丸の中にトラバースルートを御殿場口に向かう登山客が。
最大望遠で捉えてみると……(右画像)
御殿場口七合七勺のあたり

ここで、富士宮口八合目へのトラバースルートと分岐し ている。登山道は左に曲がっているが、直進すると富士宮口へ行ける。富士宮口を知らせる看板などは特になかった。

トラバースルートから七合五勺の砂走館へ案内する看板は出ていたので、それが目印になると思う。

御殿場口の下山自体は、ここまでくればあとは岩場はなく、快適である。

詳しい画像はわらじ館のWEBページにもあります。

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おひとり登山

一般に登山は一人で行くものではないと言われています。
が、ハイシーズンの富士山ではおひとり登山をしている人が目につきました。特に中年の男性に多かったです。いくらなんでも未経験でおひとり登山ということ は考えにくいので、前の登山で仲間のペースに翻弄されて懲り、「今度は自分の自由なペースで」と一人でやって来た方も居るのではないでしょうか。
(若い女性のおひとり登山もいました。又、明らかに仲間に取り残された感じの気の毒な人も……)
富士山は登山客が多く、トラブルの際に他の登山客の助けを得やすいため、おひとり登山のハードルは低いと言えます。
実は、計画を練る時、家族の都合に左右されるのが嫌だったので、日程を先に決めておいて、夫婦登山とおひとり登山 両方の計画を立てていました。

メリットは、自分のペースで登れること。二人でもペースが違うところは大変でした。


登山では、一番弱い人、遅い人に合わせるのが鉄則と言われています。(落伍者を一人にして放置することは許されません)
グループが分割できない少人数だと、その人が降りたくても「みんな楽しみにしているのに、自分が降りたいと言うと迷惑を掛けるから」と無理をして大変なこ とになってしまったり、ツアー登山では、ガイドに追いつけなくてリタイアということがあるとも聞きました。
(グループ登山で落伍者が出た場合に備えて、事前の取り決めが肝心だとも聞きます。「グループ全体で下山する」「グループを分割できるように決めておき、 分割したグループ単位で行動」「落伍者担当のベテランを指名しておき、その者が最後尾について落伍者と行動を共にする」等)

実際、富士登山の登頂率は7割と聞きますので、リ タイアは恥ずかしいことでも何でもない、そう肝に命じていました。逆に、そのぐらい開き直った気持ちで登らないと、富士登山は失敗します。


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シャトルバス
水ヶ塚公園駐車場と富士宮口五合目を結ぶシャトルバスの所要時間は30分。バスも平常時30分間隔ですが、バス停にバスを停め ておいて車内で客を待たせ、 30分前に出たバスが客を乗せて到着するのと同時に自分たちの乗ったバスが発車、つまり、運転手から見れば、30分走った後30分休憩というパターンを繰 り返しています。更に、水ヶ塚公園には予備のバスも置いてあり、全部で5台のバスを使っていました(平日の場合)
ツアーバスや身障者以外は登山客の唯一の足となるので、お客さんが押し寄せた時に臨時便を出せるようにするなど、運用に余裕を持たせているのだと思われま す。

弾丸登山防止のためなのか、水ヶ塚公園から富士宮口五合目に行くバスの始発は6:00。日帰り登山客にはちょっと気の毒な設定です。
今までの日帰り登山は、夜から夜中に五合目の駐車場(又は路肩)に着いて車中泊、日が登る4時ぐらいから登山を開始するのが一般的と聞きます。そうする と、9時から10時ぐらいに剣が峰に着けて、余裕を持って降りられます。ところが、シャトルバスの始発が6:00ということは、五合目での高地順応を行う と登り始めは7時。健脚の人でも山頂に着けるのはお昼前近くになってしまいます。

実は、八合目〜九合目の岩場を登っている時(16〜17時ぐらい)、親子連れや女性だけのグループが疲れ果てた様子で必死に降りていくのを目にしました。 このペースで下山すると、五合目に辿り着く前に登山道は真っ暗になってしまいます。何でこんな変な時間に下山するのかと思ったら、日帰り登山の場合、バス の時間の制約から早く登り始められないため、6〜7時間かけて登って折り返してくると、明るいうちに降りきれないのです。この人達はヘッドランプを持って いたのでしょうか?? ちょっと気がかりでした。
(タクシーは24時間運行ですが、バスの運行時間外は長蛇の列とのことです)

水ヶ塚公園と富士宮口五合目を結ぶシャトルバス。観光バスタイプであるが、シートにビニールカバーを付けた車もある。
三島駅行きや御殿場駅行きは観光バスではなく、普通のノンステップバスを使用していた。
水ヶ塚公園駐車場の売店・食堂。
最低限のおみやげはここで買える


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萬年雪山荘について

2012年にも利用しており、大きく変わっていません。今回の登山で気がついたことや、前回の付け足しを主に書いていきます。

※ 2012年の記事はこちら ※

● 2012年に比べて、寝具やカーテンが綺麗になりました。布団はまるで新品のようで した。山開きから10日ぐらいしか経っていないので、外界から上げたてなのかも。

● スタッフの応対が非常に良かったです。前回悪かったということはありませんが、声が 良く出ているし、お茶のお代わりを勧めてくれるためにヤカンを持って歩いているのにはびっくり。(萬年雪山荘は隣に雪渓があり、他の山小屋より水には恵ま れているとききます) トイレも綺麗でした。

● 七合目から上では貴重な自販機があります。山小屋にも休業時間がありますが、そんな 時間でも飲み物が買える自販機は貴重です。

● 今回(平日)も「5人部屋」を4人で使用でした。相方はカップルで、「女性が両端、 男性がドン突き」で休むようにスタッフから言われました。

  ただ、今年は「部屋(寝るスペース)が狭い」と食って掛かる登山客が多く、スタッフは「普段8人のとこ ろを6人(5人)でお使いいただきます」と防戦に追われていた。
  池田館のトラバースルートの所でも書いたが、超繁忙期であるお盆以外の住環境を何とかしないと、富士山の評判は悪くなるし、無謀な日帰り登山や弾丸登 山は減らないだろう。仕切りなしなら一人90cm幅、仕切りあり(※)なら80cm幅は確保してほしいと 思う。




私達が食事を済ませた後に団体が到着して、賑やかになった。
赤いジャンパーを着ている人がスタッフ。


夕食のカレーライス。カレーが苦手な人は豊富な食事メニューの料理を代わりに取ることが可能。ただし、問い合わせしないと分からなかった。


弁当の朝食。
おしるこは別料金(400円) 又はWEBページからホットドリンク無料券をプリントアウトして持参すると無料で頂ける。


地平線からの御来光を見たい人は、予め決められた時間(尋ねれば教えてくれる)に山小屋の前に集まり、スタッフが引率してブルドーザー道を5分ほど歩いて 連れて行ってくれる。
なお、サンダルではなく、登山靴を履いて行ってほしいとのこと。



(↓2012年撮影。奥に伸びるブルドーザー道を少し歩く)


ブルドーザー道の奥に、御殿場口へ行ける道があったのだが、現在は閉鎖されている。


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寝床の仕切りについて、ちょっと提案

例えば寝台特急サンライズエキスプレスの「ノビノビ座席」と同じようなものを作るというのはどうだろうか。
これなら僅かな手間で改装できるし、密室にはならないがそこそこのプライバシーは保てる。
  
1枚目と2枚目は娘とTDRに行った時の体 験記より
3枚目はWikipediaの「JR西日本285系電車」からW0746203-1氏の撮影したクリエイティブ・コモンズの画像を転載(解像度変更)







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