9:00頃、ホテルをチェックアウトして最初に向かったのは、「北口本宮冨士浅間神社」です。
この神社は古来より富士山吉田口の登山口として知られており、実際に神社の奥から登山道(ハイキングコース)に入ることもできるそうです。
雨上がりの湿った空気と、しっとりとした苔の匂いがまさに「古刹」といった感じです。
小さいながらも、境内に登山道の看板がありました。
このあたりで標高850mと割と高いところにあるのですが、山頂、いや、五合目までどのぐらいかかるのだろう……
この鳥居の奥がハイキングコースのようです。
ここで私は引き返しますが、今回のドライブで、富士宮口、御殿場口、吉田口の3つの登山口を訪ねたことになります。
本殿前に戻ると、またもや中国人の観光客。
てか、昨日の遊覧船といい、中国人がいなかったら寂しい観光地です。
浅間神社から、車を富士山を反時計回りに進め、鳴沢氷穴を訪ねました。
が、ここには天井高95cmの区間があり、膝の痛い私にとってはまさに苦行といえます。
(高校生の団体が来ていたので、引き返すこともできなかった……)
続いて、本栖湖まで車を進め、「千円札の富士山」のビューポイントへ。
実際のビューポイントは、この展望台の背後の山を30分登った所にあるのですが、……ここでいいです。
富士山も稜線と山腹の一部以外は雲に隠れていました。
流石に、ここには外国人観光客は居らず、僅かな日本人観光客が出入りしているだけでした。
ちょっと戻る形になりますが、「西湖いやしの里根場」へ行くことにしましょう。
途中、車を停められる広いスペースがあったので、道路から樹海見物。
この柵の向こうに入って、数百メートル奥に進むと迷子になれるというわけです。
確かにそんな感じがします。
西湖いやしの里根場も外国人のほうが多かったです。
ここは、土石流で被災して放棄された「根場集落」の跡地に古民家を建設しており、古民家風テーマパークと言えるでしょう。
景色が作られているので、どこを撮っても良い絵が撮れます。
欧米人と思われる人たちが甲冑を着て賑やかにしていました。
この建物「渡辺家住宅」は前述の土石流災害で被災しなかった建物をそのまま使っています。
西湖から富士宮方面に向かうのには、普通は国道139号線を使うのですが、本栖湖まではさっき通っていたし、樹海の中を走るのも楽しそうだと、県道71号線(139号線の1本東側の道)へと回ってみました。
樹海の中をのんびりドライブ……と行きたいところですが、トラックの抜け道になっていて、しかもぶっ飛ばしています。
相手にしたくないので、何回待避所に入ったことか……
その県道71号線の途中に、大室山西展望台があります。
ここには数台の車が泊まり、欧米人風のグループがいました。
東京の自家用ナンバーの車に分乗していたので、日本で働いている方々のグループなのかもしれません。
本栖湖が僅かに見えます。
インスタ映えする画像を狙っているのでしょうか……
まかいの牧場に立ち寄ったのは、おみやげとしてまかいの牧場のプリンを所望されていたため。
(行きで使用したクーラーボックスも、まかいの牧場でプリンを買って帰るためのものでした)
そして、白糸の滝にも寄ってみたのですが……
外国人がいないとこうもがらがらになるのでしょうか。
というか、富士山を一周してみると、明らかに山梨県側の方がおもてなしが上手です。
静岡県側は観光資源を活かしきれていないような印象を受けます。
16:00すぎ。雲行きが怪しくなってきたので、富士宮口の浅間神社は取りやめてそのまま帰途につきました。
帰りも清水連絡路から「集中工事中の」東名高速に入り、流れに身を任せてのんびりと帰ってきました。
(完)
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今回の旅程。ざっくりと手書きで線を入れてみました。
場所はおおまかです。