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講評・その他もろもろ(次のページ)
体力がぎりぎりの人へのアドバイス / 富士宮口とプリンスルート、どちらが楽か / 装備 
バカにならない水代 / 富士宮口八合目と御殿場口七合五勺を結ぶトラバースルート (ショートカットルート)
おひとり登山 / シャトルバス / 万年雪山荘


文中では「一昨年」「前回」と比較しながら説明している所がありますので、2012年の体験記にも目を通していただければ幸いです。

2012年のコンテンツ
2012年の登頂記 装備、万年雪山荘について






富士山登頂 山日記
2014年7月下旬の平日。また富士山に帰ってきました。


一昨年に極めた山頂は雲に覆われていますが、近づくにつれて大きくなる山体を見るにつけ、否が応でも期待は高まります。

9:15 水ヶ塚公園の駐車場に到着しました。昨年から富士山富士宮口では平日でもマイカー規制が行われるようになり、富士山スカイラインは自家用車で登れなくなりました。

駐車料金を払い、車を降りると、「今度のシャトルバスは9:30の発車です」とアナウンスが流れていましたが、15分で支度を整えるのはとうてい無理なので、10:00のバスを目指しました。
忘れ物に気がついても取りに戻るわけに行きませんし、一昨年、山小屋に早く着きすぎて退屈だったので、のんびり行くことにしていたのです。
登山靴下と登山靴に履き替え、荷物を再確認し、トイレも済ませて10:00発富士宮口五合目行きのシャトルバスに乗車。車内は五分の入りで、30分掛けて富士宮口五合目に到着しました。

登頂は2回目ですが、過去にこれだけ富士登山とハイキングに行って、富士山のことを体感しています。

2009.8 六合目&宝永火口縁ハイキング
2010.8  新七合目往復
2010.11 六合目&宝永火口ハイキング(YouTube動画)
2011.8 新七合目往復(記録なし。初めて登頂用の装備を用意した)
2011.10 宝永遊歩道・宝永火口縁・宝永火口・新六合目ハイキング
2012.7 初登頂
2013.10  宝永火口ハイキング
2014.7  今回の登山(二度目の登頂)


ガイドや経験者なしで初登頂を目指す方は、一度途中まで往復してみることをお勧めします。

水ヶ塚公園から富士宮口五合目に行くシャトルバス。

高地順応中。あの豊川稲荷のキツネも付いてきています。

遥かかなたの山腹に山小屋が見えました。

八合目の救護センターと池田館のようです。

いよいよ登山道に踏み出します。実はすぐに暑くなり、発汗がものすごかったので、六合目で上着は脱いでしまいました。


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一昨年の夏と比べて何となく閑散としているのは、観光客がマイカーで上がって来られないからでしょうか。静かな駐車場には、観光ツアーのバスが通り過ぎていきます。
30分ほど高地順応を行い、11:00登山道を登り始めました。
前回、五合目から六合目で飛ばし過ぎた反省があり、ペースを掴みかねていると、環境省のトイレを過ぎた辺りで男性シニア4人というグループに追い付きました。
このグループはゆっくりした足取りで進んでおり、当然のように??「お先にどうぞ」と声を掛けられたので、「私達もゆっくりがいいので、後をついていってよろしいですか??」と断って後を付いて行きました。このグループはベテランのガイドが付いていて、最初はゆっくり登るようにしていることや、六合目からプリンスルートを経由して御殿場口の七合目に宿泊するといった話や、登山の秘訣を教えていただきました。
やはり、会話ができるぐらいのペースがいいそうです。

六合目までは35分かかりましたが、全く息を切らすことなく到着。「頂上で遭いましょう」とグループと別れ、5分休憩。この時、暑かったので上着を脱いで半袖になりました。
11:40に六合目を出て新七合目に向かいました。
息が切れそうになると、登山靴を半歩ずつ踏み出してゆっくり登る歩き方に切り替え、息を切らさないようにします。新七合目までの半分ほどで雲を抜けて雲海が見渡せるようになりました。
ただ、宝永火口の下半分は雲かガスに覆われたままです。




六合目から七合目に入ると岩場が目立つが、まだ岩は少なめ。
同じく、六合目から七合目の間


12:50 家内がやや先行して新七合目に到着。
新七合目御来光山荘の脇にある平地で昼食。ちょうどお昼時なのか、昼食を取る登山客が数組見受けられました。
今回は、味の濃い助六寿司を持参していたので、スムーズに食べられました。

ここから岩場が厳しくなるのは前回の記憶にあるので、気を引き締めて13:20出発。岩場をよじ登って消費した体力は、砂礫の上り坂でゆっくり登ることで回復するように心がけました。途中の休憩もザックはおろさずに立ったまま。


14:30 元祖七合目着 ある程度ペースに乗ってきたので、短時間で切り上げたかったのですが、家内が休みたいというのでザックを下ろしてベンチに座ることにしました。家内はトイレに行って、コットンのインナーを脱いできたようです。
15:00元祖七合目発。山道は岩場の分量が多くなり、慎重に足を掛けながら登り進んでいきます。前回、脚の痛みを耐えながら下りで難渋した区間でもあります。

八合目の手前の急な岩場で、テレビカメラを持った人が降りてくるのにすれ違いました。高価そうな機材を持って下山とは大変だ……と思っていると、その後ろから青いヘルメットをかぶったシニアの方が降りてきて、すれ違いました。
「あの人……」「そうだよね」と家内と顔を見合わせ「佐々木さん、こんにちは」と声を掛けると佐々木さんは「私のことご存知なのですか??」と尋ねられたので「はい、ガイドブック等で存じ上げております。お目にかかれて光栄です」と答えると、わざわざ岩場を登って、名刺を頂きました。
佐々木茂良さん(73)は、60歳の時に一念発起してから、毎日のように富士山に登り、2014年8月4日現在で登頂1117回を数える超人(?)登山家。新五合目から山頂まで3時間で登り切るというのですから、凄いの一言。お目にかかるだけで元気をもらったような気がしました
(佐々木さんは一般の方ですが、実名で本を出しており、写真も雑誌や新聞に出ているため、お名前と後ろ姿を紹介させていただきました。著書「まいにち富士山」(新潮新書))





新七合目まで来てようやくガスが晴れた


標高3000mを突破

池田館の手前の岩場が一番きついと思う。山小屋を目の前にして、なかなか進めないのと、下る人も難渋していて渋滞のような状態になる。


佐々木茂良さんから頂いた名刺。
(となぜか入山料を払った証のバッジ)

ヘルメットをかぶり、ひょいひょいと降りていく佐々木茂良さんの後ろ姿。


16:10 八合目池田館着。ここで、3本持って上がった水の残量が2分の1本になっていたので、初めて水を購入しました。水を買った後、今まで使っていたペットボトルの引取をお願いすると「買った商品のボトルなら引き取るからつめ替えて欲しい」と言われました。これ、爽健美茶のボトルだったから良かったけど、いろはすのボトルを潰した後なら万事休すといったところでしょう。
私が今回の富士登山で体験した中で、水の詰替えを要求されたのは八合目池田館だけでした。
そして、富士宮口八合目から御殿場口七合目へトラバースする道の入口の看板が変わっていました。
前回は「通行止めkeep out」、今回は「私有地につき立ち入り禁止」……地図に載っている登山道なんですけどね。(実際に歩いている人もいました。御殿場口側の入口には特に看板はありません……この話は、次のページでじっくりと)

16:25 八合目発。見上げるような岩場が続き、家内の体調も悪く、ペースは落ちています。
山の稜線に日が沈み、登山道が薄暗く、肌寒くなってきました。私はザックを下ろして上着を出そうか迷いましたが、ペースを乱したくないので、肌寒さを感じながらもゆっくりと登山を続けました。

18:00、ようやく九合目 萬年雪山荘に到着しました。

高山病の症状を訴え、疲労困憊の家内を休ませてチェックインし、案内された寝床はまたも相部屋。
今回はカップル(??)の方でした。荷物を整理し、私は持参のフリースを羽織って食堂へ。
山小屋の宿泊料金は1泊2食で7,500円で、夕食はカレー、朝食は弁当とされていますが、実は夕食はカレー以外の(提供されている)メニューに変更できるとのこと。
家内はうどんに変更しましたが、高山病の症状なのか食欲が進まないようです。
私は「朝食も食べられないようなら、明日の登頂は断念して大砂走りに行こう」と決めて伝えました。
食事の時に水を1本と、炭酸飲料1本購入。


九合目に着く直前の様子。既に稜線に日が沈んで肌寒くなっていた
 
日が沈む様子を撮影している登山客たち。既に皆サンダルを履いている
 
カレーとお茶。一昨年と同じでした
19:00前後の食堂はご覧のにぎわい。

山室には次から次へと登山客が到着し、賑やかなのか静かなのかわからない状況ですが、私の頭が痛くなってきたので、確実に空気が薄くなっているのはわかります。実際、外に出ると少し楽になりました……が、さすがに冷え込んでいるため、20:00の消灯ギリギリまで食堂に座っていました。傍らではスタッフの方が賄いの食事をしていました。

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夜は寝たり起きたりを繰り返しながら、4:00に寝床から出ると……あれ?? 登山靴が一昨年より多いぞ。つまり、以前に比べて登山客が「夜の登山→山頂での御来光」から「山小屋での御来光→明るくなってから登山」にシフトしたと思われます。実際、夜の登山は危ないし、その分の荷物も嵩みます。
徹夜登山か、八合目より下の山小屋に泊まっていたと思われる登山客が休憩のために訪れていました。登山客が飲んでいた温かい飲料が美味しそうに見えて、カップスープを注文しました。(インスタント・400円)


朝食の弁当
右上のおしるこは別料金(またはサービス券利用)
お茶のお代わりも可能だった。
稜線が明るくなってきて、まもなく御来光


頭痛と眠さで御来光はパスして4:45に朝食。
ここで、萬年雪山荘のホームページからプリントアウトしていた飲み物無料券を使用して、弁当におしるこを付けてもらいました。
家内は頭痛が取れたと完食しましたが、私のほうがきつかった。というか「降りよう」と言われたら尻尾を振って「うん」と言っていたかも。
昨晩買った水は寝床で飲んでしまったので再度購入。(本当は寝床は飲食禁止です)
全ての支度を整え、登山靴の靴紐をしっかり締め、重いザックを背負い、5:45山小屋を出発しました。
登頂して山小屋に戻ってくる登山客の荷物を預かってくれるサービスがあるそうですが、今回は聞きもしなかったし利用しませんでした。
というのは、下山の時はここに寄らず、御殿場口へ回るようにしたためです。

とにかく、酸素が薄くて思うように行動できないのは前回身にしみているため、半歩ずつ踏み出すことと、息が荒くなったら小休止を繰り返し、6:30 九合五勺胸突山荘に到着。
6:45出発。ここからが本当に苦しいのはわかりきっているし、ゆっくりでも進んでいれさえすれば必ず登頂できます。八合目付近と違って登山道は緩やかです。息を切らさないように丁寧に登っていると、前の方にゆっくり進む年配のご夫婦がいたので、後をついていく形で無事鳥居をくぐりました。


八合目付近よりはなだらかだが、酸素が薄いために少し登るだけでも驚くほど時間がかかる。焦って足を速めると途端に激しく息切れする。




このようになだらかな所こそゆっくり登って息を整える


頂上の鳥居と人工物が見えても油断は禁物。実は……



人工物は山小屋ではないし、鳥居は2つあって奥の鳥居をくぐると山頂である。


8:00 富士宮口頂上に登頂しました。
とは言っても、神社は工事中で、御幣が飾ってあるだけ。郵便局も御殿場口の銀明館にあるので帰りに寄ることにして、ザックを降ろさずに小休止したあと、剣ケ峰に向かいました。測候所の手前で小休止したあと、8:35 日本最高地点に到着。

頂上付近から一昨年の同じ時間より登山客が少ないことに気がつきました。
御殿場口以外の登山道でマイカー規制が行われていて、日帰り登山客の利用するシャトルバスの始発も6:00と比較的遅いため、日帰り登山客はこの時間には山頂に辿りつけないのではないでしょうか。
今までだと、前夜に五合目に到着して車中泊し、早朝から登り始めるということができたのですが、シャトルバスを利用すると、五合目を出られるのが6:30か7:00になるため、山頂到着がお昼ぐらいになってしまうのです。(タクシーを利用したり、御殿場口から登れば時間は関係ないが)

そのため、何度も写真を撮ることができました。


浅間大社は工事中で、御幣のみ飾られていた
ブルドーザーが資材を運び上げ、廃棄物を下ろしていた
浅間大社の左側から剣ヶ峰を望む。
登頂後、右側の広場で大休止を取った。
 
剣ヶ峰への最後の難関「馬の背」
8:35 日本最高地点へ到着。
(撮影のためサングラスは外していた)
馬の背の下りは滑りやすいので、慎重に進む


馬の背を降り、火口を見下ろす平地で大休止。おやつを食べたり、着るものを整えたりと下山に向けた準備を整えました。
頂上富士館ではトイレを利用したり、ピンバッジを購入したあと、初めて赴く御殿場口へ……とは言っても、浅間大社の工事現場から目と鼻の先でしたが。
休館中の山小屋、銀明館に仮設された郵便局で自分宛てに葉書を出して、10:10 初めての御殿場口に踏み出しました。


銀明館に仮設された富士山頂郵便局。
右上に向かうと吉田口の山頂へ。
御殿場口を降りる直前。先ほどの大休止で上着を脱ぎ、登山靴の紐を固く締め、脚のスパッツとサングラスを着用して下山に備える。

富士宮口が溶岩の上を歩いて行くというイメージなら、御殿場口は砂礫の緩い道をザグザグと降りていく感じです。滑るのに気を使いながら、トレッキングポールでバランスを取っていくとスムーズに降りて行けます。ザクザク降りて上を見上げると、さっきまで居た山頂が遥か彼方に見えています。

ただ、事前に知っていたとはいえ、途中に山小屋が全然無いし、同じような道で、登山客も極端に少ないため、悪く言えば退屈でした。
11:20 七合九勺の赤岩八合館に到着。下りに入って元気が出てきた家内は豚丼(1,200円)をチョイスしましたが、私はラーメン(800円)がいいところ。ラーメンはインスタントに具が載っているだけですが、こういう疲れた時はインスタントのほうがありがたかったです。ちなみに、赤岩八合館って、プリンスルートのいわれとなった皇太子殿下の登山(2006年)の際、皇太子殿下がご宿泊されているところです。


御殿場口は富士宮口より岩が少なく、登山道もなだらかに付けられている。右手に赤岩八合館、左手にわらじ館と砂走館が見える。
山頂付近は岩が多めだが、それでも富士宮口の七合目付近のレベル。降りて行くとすぐに大きな岩は少なくなり、きれいな山道になる。
「休業中」の見晴館の跡地。木材は腐らずに朽ちていくのみ。
赤岩八合館のラーメン(800円)


11:45 赤岩八合館を出発。広々とした景色の中、同じような砂礫の道を下っていきます。
地図やナビで確認してわかったのですが、途中、富士宮口八合目へのトラバースルートと分岐します。(次のページで説明します)
気象庁の中継小屋というものもありました。
12:20 七合目わらじ館到着。御殿場口下山道では実質的に七合目が最後の山小屋となるため、トイレを済ませて水も2本購入しました。
12:30 七合目わらじ館出発。ここで、私は「砂走りは無理ではないか」と判断をしました。

富士宮口から登山するにあたり、車は水ヶ塚公園の駐車場に停めてあります。
水ヶ塚公園に戻るためには、富士宮口五合目からのバスは30分おきに出ていて便利なのですが、実は、御殿場口五合目の近くでもあり、御殿場口五合目から水ヶ塚公園へのシャトルバスが出ているのです。
その時間は 8:15、9:35、11:10、13:20、14:55、16:25、17:20
(タクシーの場合、御殿場口五合目から水ヶ塚公園まで6kmではありますが、迎車料が高くつくとか)
で、16:25の便に乗りたいと思ったのですが、アプリ「山と高原地図」に書かれている時間の1.5倍以上かけて下山しているため、間に合わないのではないか。17:20まで引っ張ると実家に預けてある子供たちの引取が遅くなってしまう。靴のつま先も痛み出したし、時間を気にして大砂走りに行くのもまずいのでは。ガスがかかってしまえば、更に時間がかかるかもしれません。
(元々、大砂走りは
高山病が原因で登頂を断念した時のお楽しみ案として考えていました)

13:00 大砂走りとプリンスルートの分岐点である、下り六合到着。私は、大砂走りに回ることへの不安を告げ、プリンスルート(宝永山方面)に向かいました。
宝永山の登山道はよく整備されていましたが、梅干しぐらいの石がザクザクと敷き詰められ、降りるのはいいけど登るのは大変だな……と思いました。
そして、ガスというか雲が登山道を覆い始めました。大砂走りに行っていたら、ちょうどガスの中だったに違いありません。

七合目になると、ここまで整備されている
七合五勺のわらじ館。利用客は私達だけで山小屋のお姉さんがやかんで湯を沸かしていた。
御殿場口には看板が非常に少ない。落石注意の看板はよく目にするが、案内看板や距離を書いた看板はほとんどなく、登りだと自分の居場所が掴めないかも。
下り六合。
左が大砂走り→御殿場口五合目
右が宝永山→富士宮口六合目
 
宝永登山道の標識。正面が宝永山山頂、

左が宝永火口(富士宮口六合目)、手前が御殿場口六合目
 

梅干大の石がゴロゴロの宝永山登山道


14:00 宝永火口底到着。今まで何度も訪れた場所で、軽装のハイカーも見受けられました。ここから先は通い慣れた道。
六合目の山小屋もうすぐのはず、と思って残りの水を飲み干してました。
でも、宝永火口縁まで上がらなくてはならないため、全部下りのはずの下山での上り坂は堪えます。
何とか宝永火口縁まで上がると、大学生と思われる20名ぐらいのグループも小休止を取っていました。リーダーは「ここからが本格的な登山になるから、ステッキを使う人は出して下さい」と指示を出していました。今からあのザクザク道を御殿場口七合目の山小屋まで歩くのでしょうか。大変です。
飲み物を早く飲みたいのですが、足取りが重い家内をじれったく思いながら、14:40 六合目の宝永山荘に到着。
ガスで景色は全く見えません。あまりのんびりしたくなかったので却ってちょうど良かったです。
あとは30分以内の道のりとわかっているので、炭酸飲料を購入してヒリヒリの喉に一気に流し込みました。

14:50 六合目発。ガスどころか霧雨まで降ってきました。例年よりはかなり少ないですが、ハイカーの姿もちらほらと。
始めの頃、ハイキングで来た時は重装備の登山客を見て「登頂したいけど大変そうだ」と密かに憧れて居たのですが、スニーカーに荷物も持たないハイカーに声を掛けながら、それをしているのがちょっと面映い気がしました。

15:15 富士宮口五合目着。普段だとレストハウスで買い物をするのですが、バスの時間が15:30発なので、買い物は水ヶ塚公園の売店ですることにして、バスに乗り込みました。
窓の外はいつの間にか雨になっていました。山の上から見下ろした雲海の正体でしょうか。

16:00 水ヶ塚公園着。ここで登山靴の紐を解き、用意していたサンダルに履き替えて水ヶ塚公園の売店でおみやげを購入し、帰途に着きました。



講評・その他もろもろ(次のページ)

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のんびりタイムテーブル

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今回(2014年)の
時間
2012年の時間 ガイドブック
(富士登山サポートBOOK)
県設置の看板
五合目〜六合目(休憩) 0:35(0:05) 0:25(0) 0:30 0:20
六合目〜新七合目(休憩) 1:10(0:30) 0:55(0:30) 1:00 1:00
新七合目〜元祖七合目(休憩) 1:10(0:30) 1:10(0:20) 1:00 0:50
元祖七合目〜八合目(休憩) 1:10(0:15) 1:10(0:25) 1:00 0:40
八合目〜九合目 1:35 (18:00着) 1:10 (16:10着) 1:00 0:30
九合目〜九合五勺(休憩) 0:45(0:15) 1:00(0:10) 0:50 0:30
九合五勺(休憩)〜富士宮口山頂 1:15 1:00 1:00 0:30
五合目〜富士宮口山頂
登山時間+山小屋での休憩=所要時間
7:40+1:35=9:15
1日目5:30+1:20=6:50
2日目2:00+0:15=2:15
6:50+1:25=8:15
1日目 4:50+1:15=6:05
2日目 2:00+0:10=2:10
6:20 4:20
富士宮口山頂〜剣ヶ峰 0:25 0:15 . 0:20
下山  富士宮口山頂〜五合目 5:05
(プリンスルート経由)
6:30
(富士宮口)
3:25
(富士宮口)
2:05
(富士宮口)
往路は意図的にゆっくり登ることを心がけたのと、八合目から上で家内が高山病の症状が出たため時間がかかっています。

慣れや対策もあるのだろうが、遠回りのはずのプリンスルートの方が1時間半近く下山時間を短縮できました。
プリンスルート下りの内訳
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2014年実績
- ガイドブック アプリ
御殿場口山頂〜八合赤岩館(昼食)
1:10(0:25)
- 1:30 0:50
八合赤岩館〜七合目わらじ館
0:35(0:10)
- 0:20
七合目〜下り六合
0:30
- 0:30 0:20
下り六合〜宝永火口底
1:00
- - 0:35
宝永火口底〜富士宮口六合目
0:40(10)
- - 0:20
富士宮口六合目〜新五合目
0:25
- 0:20 0:15
下山時間+休憩時間=
下山所要時間
4:20+0:45=5:05
- - 2:20
(休憩含まず)

御殿場口には詳しく書かれた「県の看板」が立っていないため、アプリ「山と高原地図」のタイムを記載しました。かなり早いタイムです。

富士宮口の県設置の看板、所要時間は書き直したほうがいいと思います。看板を頼るのは山に不慣れな素人であると思うのですが、とても素人が移動できる時間ではありません。書いてある時間で移動できるベテランは、看板の時間なんて見ないだろうし。





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